初ハーフマラソン
先日、初めてハーフマラソンに出場してきました。
相変わらずあまり練習もしていませんが、走ってきましたよ、21km!
淀川河川敷を走るコースだったのですが、会場に到着するとご覧の人の数!うどんやぜんざいの出店もあって、さながら運動会か祭りのようです。ベテランランナーから家族連れまで、昨今のマラソンブームを反映して多くの人で賑わっていました。
受付を終えてゼッケンを付けると、何だかテンションも上がってきました。軽くジョギングやストレッチをして体を温めてスタートを待ちます。
そして、出場者集合のアナウンス。ゼッケンの番号に従ってスタート位置まで歩きます。
歩きます。。
歩きます。。。
うーーん、2000番台後半だったのですが、スタート位置もよく見えないほど後方からのスタートになりました。まあマラソンってこんなもんですよね。
周りの出場者も、思い思いにストレッチ等してスタートを待っています。音楽を聴いたり、ストップウォッチを動かしたり。初心者ランナーの自分はというと、ウェアとシューズ以外の装備は飴玉2個のみ。ちょっと不安になってきました。
主宰者等の挨拶が遠くの方から聞こえてきますが、この大会の主宰者は、五輪銅メダリストの有森裕子さん。
有森さんといえば、「自分で自分を褒めてあげたい」という名言と、元夫ガブ君の「I was gay」発言くらいしか知りませんでしたが、めっちゃテンション高い人なんですね。終始、「Hoooooo!!」って叫ぶ有森さんの声が聞こえてきてました。
そして、遂にスタートの合図!
とはいえ、人数も多くスタート位置も後方なので、ゆっくりゆっくりと前方に進んでいく感じです。「Hoooooo!!」と叫び続ける有森さんを横目にスタート位置を通り過ぎ、1,2km付近までは早歩き程度のスピードで進みました。
僕は両足ふくらはぎがすぐに攣るクセがありまして、スタート直後から既にピキピキきてました。ただ、足が攣るのは大抵、急なストップ&ゴーが掛かったときで、同じペースで走っていれば足が攣ることは無いという経験則がありましたので、焦ることなく一定のリズムをとって走っていきました。
同じく初心者ランナーでしょうか、友達同士で話をしながら走っている人もいます。
3km付近でようやく走ることに馴染んできて、足が攣りそうな感覚もなくなってきました。
ここらで話をしている人もいなくなり、黙々と走る靴音だけが聞こえます。
ちなみに、このときのコースは、7km付近で折り返し、同じコースを走ってスタート位置を通過し、17km付近でもう一度折り返して、スタート位置でゴールという流れです。
5km付近で既に折り返した先頭集団とすれ違います。
明らかにマラソン選手という格好の人たちですが、めちゃくちゃ速いですね。実際に自分が同じところを走ってみて初めて分かりました。
7km付近の折り返し地点に到着。
ランナーの集団も若干ばらけて走りやすくなってきました。給水を取り、飴玉を食べて元気を取り戻します。
10kmを越えたあたりから、徐々に疲れが出てきました。
そういえば、これまで10kmしか走ったことありませんでした。「ここからさらに10km走るのか」と思うと結構きついです。ワインが半分入ったグラスを見て、「あと半分しかない」と思うか「あと半分もある」と思うか、なんて話がありますが、このときの僕は完全に「あと10kmもある」状態でした。早くも2個目の飴玉をなめてエネルギーを充電します。
途中で見物の人が「頑張れー」と声を掛けてくれます。元気が出ます。
ランナーにハイタッチを求めている人もいます。みんなハイタッチをしないで通り過ぎるので、何だか切ない気持ちになります。僕は力の限り、ハイタッチをしてやりましたよ。無駄に疲れました。
バイトの子が「ファイトー」と機械的に声を掛けています。「もっと覇気のある声を出さんかい」と心の中で突っ込みます。ますます疲れました。
ようやくスタート地点(約14km)まで戻ってきました。
そこには既にゴールするランナー達の姿が!いやー、凄いっす。僕もこっそり途中で折り返して、彼らに紛れてゴールしてやろうかと思ってしまいました。しないけどね。何故なら、マラソンとは自分自身との戦いだから。
もう有森さんがいない静かなスタート地点を通り過ぎてしばらく走った15,6km付近で、急にガス欠状態になり足が動かなくなりました。
話には聞いてたけど、本当に急にエネルギー切れになるもんですね。ここで歩くと二度と走れないと思ったので、「足が動かないときは手を振れ」というどこかで見た高橋Qちゃんのアドバイスを思い出して、無理やり走り続けます。
最後の折り返し地点(約17.5km)では、アンパンが用意されていました。
喉が詰まりそうになりながら食べると、これがめっちゃ美味しい!!立ち止まって2,3個食いたい気分になりましたが、止まると動けなくなりそうなので、振り向かずにただただ走り続けます。
そして、ラスト1km!!
さすがにゴールが見えてくると嬉しくなります。上半身は元気なのでラストスパートしてやろうかと思うのですが、下半身は全く言うこと聞きません。早くゴールしたいのに、ペースは変わることなく、淡々と走り続けてゴールしました。
後で届いたハガキで確認したところ、タイムは2時間11分。目標としていた2時間は切れませんでした。
初めてだとこんなもんかな??練習しないとね。
翌日から2,3日は筋肉痛で変な歩き方でした。両膝が全く曲がらず階段を下りるのも一苦労でした。
フルマラソンは、この倍を走る=ゴールしてからもう1回同じ距離を走るということですよねえ。あと2,3時間も走るなんて想像がつきません。
しかし、人生で1度くらいはフルマラソンを走ってみたいので、その前にもう1回くらいハーフを走っておこうかと思っております。
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弁護士 山本純弥